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「紛争事例に学ぶ、ITユーザの心得」連載一覧

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  • 2017/03/14

    企業のドメインをめぐるトラブル―名前を含むドメインの買い取りを要求されたら?

     この連載では、システム開発をめぐるIT紛争を例に挙げて、そこから、プロジェクト成功の為に必要なこと、気をつけるべきことなどを解説しているのですが、最近のIT判例を見ていると、そうしたこと以外にも、ITユーザが気をつけるべきことが沢山あることに気づきます。今回は、そんな中で最近時々見る、企業のドメインを巡るトラブルについて、ご紹介したいと思います。同じようなことは、どの企業に対しても起き得ることですが、判例を見る限り、落ち着いて対処をすれば被害を受けずにすみますが、何も知らずに相手のペースに乗っ...

  • 2017/02/27

    中途採用した技術者が経歴詐称だった

     IT業界は、労働市場の流動性が高いところで、多くの技術者達が、より高い待遇や新たな挑戦の場を求めて転職をします。特に最近は、IoTやビッグデータを駆使したシステムをユーザ企業が主導して作るケースも増え、海外では、新しい技術をいち早くモノにした技術者が、高い待遇で転職することが当たり前になっています。日本も例外ではないでしょう。

  • 2017/02/02

    不具合を直しきらずに契約解除したベンダ

     この連載を始めてずいぶんになりますが、残念ながら、情報システムに関する紛争というのは、なかなか減る気配を見せません。とりわけユーザ側の要件定義と共にその数が多いのは、ソフトウェアのバグなどの不具合に関する問題です。“納入物に不具合がある。これは納入したベンダの債務不履行だから、代金は払わないし損害賠償も請求する。” と主張するユーザに対し、ベンダが、“情報システムにはどうしても多少の不具合が残存するもので、それがあったからと言って債務不履行にはあたらない。” と反論をする。もう、IT訴訟の定番...

  • 2017/01/16

    IT導入におけるユーザの協力義務、ふたたび

     主としてITユーザの方へ向け、裁判事例をもとにIT導入時の注意点を考えてみようというこの連載も、開始して3年半近くが経ちました。これだけの期間続けてこれたのも、読者の皆様のお陰とあらためて感謝の意を深めております。この連載を通じて、私が最も強くお伝えしたいことは”IT導入におけるユーザの協力義務” です。ITの導入は、ITベンダとユーザの協業であって、ユーザが様々な情報提供やプロジェクト中に発生する数々の問題解決への協力、判断を積極的且つタイムリーに行わないと失敗してしまいます。これは数々のI...

  • 2016/12/05

    仕様凍結後の要件追加・変更が元で失敗したプロジェクトの責任は?

     ここ三回ほど、来年に予定される民法改正についてお話しをして来ました。改めて見ると、現行の民法と言うものが、やはり、まだまだIT開発の実情には合っていなかったことを再認識させられます。

  • 2016/11/01

    民法改正で変わる瑕疵担保責任の考え方

     前回、前々回と、来年に予定されている民法改正のお話をしてきました。請負契約では、たとえ成果物が完成しなくても、そこまでに作った成果物が発注者の役に立つならその割合に応じて受注者は費用を請求できる。準委任契約であっても、成果物の引き渡しを支払いの条件とすることも可能になる。読者の皆さんにとって、今回の改正は好都合なものでしょうか?それとも、ちょっと困ったなあとお感じでしょうか。いずれにせよ、今まで使ってきた契約書のひな形などあるなら、もう一度見直した方が良いかもしれませんね。

  • 2016/10/07

    民法改正で準委任契約も変わる

     前回は、来年に予定されている民法改正の中で、今後のIT開発契約に大きな影響を与えると思われる請負契約の変更について書きました。今までは、受注者が完成した成果物を納品することでのみ支払いを受けられるとしていた請負契約が、部分的な納品でも代金を請求できるようになったことは、ユーザにとってもベンダにとっても契約についての考えを改めなければならない”事件”かもしれません。

  • 2016/09/13

    民法改正で変わるITの請負開発

     この記事を読まれているような読者の皆さんであれば、IT開発をベンダに依頼するとき、その多くが「請負契約」であることをご存じかも知れません。(もちろん、知っていなくても、この記事を読むことはできますので、ご安心ください。)

  • 2016/07/15

    正式契約前に頓挫した開発の費用を巡って(続編)

     前回は、正式契約を結ぶことなくベンダに作業着手を依頼したが、結局、システムは完成することなくプロジェクトが頓挫してしまった判例をご紹介しました。たとえ請負契約前提の作業であっても、ベンダには商法512条に基づいてそこまでに行った作業について費用を請求することができ、そうしたことに備えて契約前の約束を文書化し、しかるべき責任者が合意すべきであること、金を払っても何も得られない可能性をリスクとして管理すべきであることをお話ししました。

  • 2016/06/27

    正式契約前に頓挫した開発の費用を巡って

     請負契約で実施していたシステム開発が途中で頓挫してしまったとき、発注者であるユーザは、そこまでにベンダが作りかけたものに対して費用を支払うべきかどうかという問題は、IT法務の教科書があれば、最初に取り上げられてもおかしくないほどよく見る事例です。「結局のところウチは何も得ていないのだから、金なんか払ういわれはない。」とするユーザと「いや、働いた分はいただく。」と反論するベンダの争いは、IT紛争の定番中の定番であり、私自身が調停や裁判で数多く出会ってきました。

  • 2016/06/03

    正式契約を渋り続けたユーザと我慢できなかったベンダ

     先日、翔泳社さんの主催で、RFP(提案依頼書)の書き方についての研修を打たせていただきました。RFPを書く立場のITユーザの方、受け取る側であるベンダの方にお集まりの中、楽しくも有意義な時間を過ごすことができました。お集まりの皆様、改めまして御礼申し上げます。

  • 2016/03/16

    基本契約だけで作業をしたベンダに費用を支払うべきか?

     今回もIT開発の契約に関するお話しをしたいと思います。前回は正式な契約書がなく、ベンダの提出した提案書の内容をユーザが承諾した場合、これを契約とみなせるかというお話をしました。今回は、もう一歩進んで、基本契約はしたけれども、個別契約を結ばないままベンダが作業を始め、運悪くプロジェクトが失敗してしまった例です。

  • 2016/01/14

    提案書は正式な契約の代わりになるか?

     裁判所にやってくるIT紛争の中には、正式な契約や発注のないままベンダが作業を開始してしまったものがかなり多くあります。事情はさまざまでしょうが、ユーザ側のシステム責任者が、口頭で「よろしく」と言ったことをベンダが 「発注」と捉え作業を始めてしまったり、もっとひどいことには、ベンダが勝手に作業を始めるのをユーザが黙認していただけ、などというケースもあります。それでも、ユーザの想定していた納期やコストが守られ、望んでいたシステムがリリースされれば、結果オーライなのですが、やはり、スケジュールもお金...

  • 2015/12/24

    追加見積もりに合意していない作業に支払いの義務はあるか?

     今回も、前回に続いて、システムの要件追加・変更に係る問題についてお話ししたいと思います。前回は、開発中にユーザーが要件を追加し、その開発工数があまりに膨大だったために、ベンダーが作業を止めて引き揚げてしまった事件についてお話ししたと思います。今回は、それとは逆に、まだ金額について合意していない機能追加作業をベンダーが進めてしまったケースについてお話ししたいと思います。

  • 2015/11/30

    要件追加でプロジェクトを中断させないためには?

     新システムの要件に係る問題でIT紛争に至るケースが非常に多いということは、これまでもお話したと思いますが、中でも要件凍結後の機能追加や変更にかかわる紛争の数は群を抜いています。「要件締結後に、まだ必要な機能があることに気づいた」「同じ要件定義書を見ていたはずなのに、ユーザーとベンダーの理解が異なり、そもそもの目的を果たさないシステムを作ってしまった」「開発の最終段階で、新システムを実際の使用者に見てもらったところ、使いにくいから修正してほしいと言われた」というようなことからプロジェクトが苦境に...

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