10日、ターボリナックスは、チャイナテレコムが展開する携帯電話決済サービス「電話財布」の新しいプロジェクトにおいて、データ転送システムの開発を担当し、中国での実証実験に参加すると発表した。
このプロジェクトは、チャイナテレコムが展開している「電話財布」をFeliCa対応させるというもので、ソニーのICカード「FeliCa Lite」を利用した携帯電話向けのオンライン決済システムの構築とサービスの実用化を目指す。ソニーはFeliCaプラットフォームや必要なシステムの提供を行い、ターボリナックスは、FeliCa Liteとサーバー間のデータ転送アプリケーションの開発を行う予定だ。チャイナテレコムは、実験に必要なインフラ部分を担当し、システム構築全体は北京銀信網創科技有限公司が担当する。
実験される新しいサービスは、FeliCa Liteチップを内蔵したシールを携帯電話に貼り付けることで、対応端末での決済を可能にするというものだ。実験は、中国民生銀行の電話財布契約者に対応シールを配布し、およそ100台のカードリーダを設置して行なわれる。