SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2024 Summer

2024年6月25日(火)オンライン開催

予期せぬ事態に備えよ! クラウドで実現するIT-BCP対策 powered by EnterpriseZine

2024年7月10日(水)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

「次世代データマネジメント」推進に向けたデータアーキテクチャを探る

今検討すべき「データアーキテクチャ」の条件、システムを構築してもデータ活用が進まない企業・担当者へ

【第4回】次世代データアーキテクチャ実現のために実施すべき事項

 AIなど意思決定を支えるテクノロジーの急速な発展にともない、ビジネス環境の変化もますます早くなっている。この追従のためには、多種多様なデータが利活用できる状態に整備され、速やかに意思決定・対応できる状態(=アジリティ)が重要だ。そして、今後のデータアーキテクチャ像は、この条件を満たすことが必須となってきている。本稿では、現在の施策や組織の状態など加味し、どのような検討が必要なのか考察していきたい。

多種多様なデータによる意思決定が求められる時代に

前回の記事は以下からお読みいただけます。

 総務省『情報通信白書令和5年版』によると「世界的にもデータトラヒック量は大幅に増加してきており、今後もさらに伸びていくことが予測されている。たとえば、エリクソン(スウェーデン)が2022年11月に公表した『Ericsson Mobility Report』では、世界全体におけるモバイル端末経由でのデータトラヒックは大幅に増加してきており、2022年末で約90エクサバイト/月に達し、2028年には約325エクサバイト/月に達すると予測されている」とされている。

 また、電子情報技術産業協会(JEITA)2022年1月の発表によると、2030年の世界のデータ通信量は20年比15倍に増える見通しとされている[1]。このように通信インフラの高度化やデジタルサービスの普及・多様化とともにテキスト情報だけでなく、動画や画像、音声といった容量の大きなデータの取り扱いが増え、データ流通量は飛躍的に増大することが予測されている。

 さらに昨今では、「マルチモーダルAI」といったテクノロジーの発展により、動画や画像、音声、テキストなど異なる情報を組み合わせて処理できるなど、意思決定を支援するテクノロジーも高度化しつつある。OpenAIの「GPT-4」では、文章に加えて複雑な数式や図などが含まれる大学レベルの物理学のテストを解けるようになってきており、他のAIサービスでも同様の機能を提供し始めるなど注目の高い分野だ。

 このようにデータ量の増大と比例し、意思決定を支援するテクノロジーも向上する中、多種多様なデータからの“意思決定の精度”を高めなければならない時代にきている。競合他社に取り残されないためには、動画や画像、音声といった多種多様なデータを迅速に利活用できる状態にしておくことが必須であり、業務システムで生成されていた構造化データだけを想定しているならば、ビジネス環境の変化へ対応することは厳しいだろう。

[1] 「通信量、10年で15倍に」(2022年1月28日、日本経済新聞)

次のページ
今後求められるデータアーキテクチャの条件

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
「次世代データマネジメント」推進に向けたデータアーキテクチャを探る連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

小林 靖典(コバヤシ ヤスノリ)

株式会社クニエ シニアマネージャー
ITコンサルタントとして、システム企画、提案依頼書策定、要件定義分野から、データマネジメント/データガバナンス(データアーキテクチャ、MDM、データHUB、DL/DWH/BI、メタデータ管理、データ品質管理、データガバナンス組織構築、制度策定など)の分野で多数の実績を有...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/19567 2024/04/25 08:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング