SAS Institute(以下、SAS)は、2025年4月のSAS Innovate 2026(米国ダラス開催)にて発表した新製品「SAS AI Navigator」の提供を開始した。Microsoft Marketplaceで入手できる。
同製品は、既存のSASプラットフォームとは独立したSaaS型のAIガバナンスソリューションであり、AIの包括的なインベントリ作成や、規制・社内ポリシーへの適合を単一画面で管理できるというもの。既存のAIの構築方法を変える必要はなく、LLM、AIエージェント、オープンソースモデル、SASモデルなど、異なるモデルやツールを一元的に把握できるとのことだ。6ヵ月間は無料で利用可能だとしている。
SAS AI Navigator 発表時の現地記事はこちら
AIの信頼性のハードルを超えることこそが、人とAIが協働する時代へ真にステップアップするための必須条件である──4月に同社のキーマンたちが訴えたメッセージだ。極端な話だが、AIの信頼性の問題が100%解決されれば、どんなにデリケートな業務でも、どんなに重要なデータでも任せることができる。もちろん、現状ではヒューマン・イン・ザ・ループなしに完全な100%の信頼性を確保することは不可能だが、それでも限りなく100%を目指すというのがSASの姿勢である。
SAS AI Navigatorでは、AIユースケースの把握と管理が可能となる。ガバナンスの範囲は、ユースケースを支えるモデルやエージェント、加えてそれらに適用されるポリシーにまで及ぶとのこと。たとえば、チャットボットを使って顧客とやり取りしている企業では、ClaudeやMicrosoft Copilotといった基盤となるエージェントやモデルを管理できるだけでなく、ユースケースで規制要件を遵守するためのポリシーを適用することも可能だとしている。
AIの検証から導入、廃止に至るまですべての段階をサポートし、自社での構築か、サードパーティからの購入かに関わらず、管理対象になるすべての資産を一元的に把握する機能を提供するとのことだ。また、社内ポリシー、および外部の規制やフレームワークをAIユースケースに容易に適用することも可能だという。
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名須川 楓太(編集部)(ナスカワ フウタ)
サイバーセキュリティとAI(人工知能)の分野を中心に、ソフトウェア/ハードウェアを問わず国内外の最新技術やルールメイキング動向を取材。そのほか、DX推進、IRなどのコーポレート領域でも情報を発信。※取材のご案内等は個人のメールアドレスか、EnterpriseZine編集部の問い合わせ窓口にお願いいた...
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