SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

国内企業向けネットワーク機器市場、成熟化の進行に伴って大きな成長は見込みにくいが安定――IDC発表

2016年から2021年の年間平均成長率はマイナス0.2%

 2016年の国内企業向けネットワーク機器市場は、前年のプラス成長から一転して4.6%減のマイナス成長に転じ市場規模は2,053億4,900万円になった。2016年の同市場は、データセンター向けイーサネットスイッチ需要の拡大や無線LANアクセスポイントの出荷台数増加は見られたものの、全体的には市場の成熟化が改めて浮き彫りになったといえる。

 3つの製品分野のいずれも前年の市場規模を下回り、2016年の前年比成長率は、企業向けイーサネットスイッチ市場がマイナス4.9%、企業向けルーター市場がマイナス3.0%、企業向け無線LAN機器市場がマイナス6.0%になった。

 今後の国内企業向けネットワーク機器市場に関しては、市場全体の成熟化の進行に伴って大きな成長は見込みにくいものの、安定した市場であるともいえる。国内企業向けネットワーク機器市場全体の2016年~2021年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)はマイナス0.2%で、2021年の市場規模は2,036億3,800万円と予測している。

 製品分野別に見ると、新規導入の余地が残されている企業向け無線LAN機器市場は、CAGRを2.6%と予測している。また、企業向けイーサネットスイッチ市場は、データセンター向けイーサネットスイッチ市場という成長領域を内包しつつも、CAGRはマイナス0.2%に留まるとみている。

ベンダー別ではシスコシステムズ、アライドテレシス、ヤマハの順

 国内企業向けネットワーク機器市場をベンダーシェアの視点から見ると、2016年も3つの製品分野すべてにおいて首位を獲得したシスコシステムズが、45.6%という高いシェアを維持した。

 また、国内企業向けネットワーク機器市場全体の2位以下は、2015年の混戦状態から、アライドテレシスとヤマハが一歩抜け出した。2社ともに、従来の主力製品分野が好調であったことに加えて、近年取り組んできた新たなソリューション開発や製品分野の開拓が、成果に結びついてきたことが背景にあるとIDCでは分析している。

 「成熟化が言われて久しい企業向けネットワーク機器市場において、いずれのベンダーも、プロダクトアウトとマーケットインの適切なバランスを保ったソリューション開発を意識すべきである。こうしたソリューション開発の好例がシスコシステムズ、アライドテレシス、ヤマハのリーダー企業3社の取り組みである。顧客のニーズを取り入れながら、その先の企業ネットワークの在り方も提案するソリューションであることが重要なポイントである」とIDC Japan コミュニケーションズ グループマネージャーの草野賢一氏は述べている。

参考資料:国内企業向けネットワーク機器市場 支出額予測、2015年~2021年(作成:IDC Japan)

 今回の発表は、IDCが発行した「国内企業向けネットワーク機器市場予測、2017年~2021年:ルーター、イーサネットスイッチ、無線LAN機器」にその詳細が報告されている。レポートでは、国内の企業向けルーター、企業向けイーサネットスイッチ、企業向け無線LAN機器の2021年までの市場規模を予測している。また、「国内企業向けネットワーク機器市場シェア、2016年:ルーター、イーサネットスイッチ、無線LAN機器」では、2016年の企業向けネットワーク機器市場におけるベンダーシェアとベンダー動向を分析している。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/9378 2017/06/06 13:15

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング