ファイルメーカー株式会社は8月21日、データベースソフトウェアの新版「FileMaker Pro 9 日本語版」を、2007年9月中旬から発売開始することを発表した。また、FileMaker 9を構成する「FileMaker Pro 9 Advanced」「FileMaker Server 9」「FileMaker Server 9 Advanced」も同時に発売される。
各製品はWindows/Mac OSの両方に対応しており、CD-ROMにはWindows版とMac版の両方のソフトウェアが含まれる。メーカー希望小売価格は次のとおり。
製品名 | 価格(希望小売価格、税別) |
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FileMaker Pro 9 | 38,000円 |
FileMaker Pro 9 Advanced | 58,000円 |
FileMaker Server 9 | 128,000円 |
FileMaker Server 9 Advanced | 320,000円 |
FileMakerは直感的なインターフェースによる使いやすさに定評があり、デベロッパだけでなく現場の担当者といったエンドユーザレベルでもカスタマイズできるのが特長。あらかじめ様々なソリューションも用意されており、業務に必要なデータ処理をすばやく作成できる。新版のFileMaker 9では、30を上回る新機能が追加されており、同社ではこの数年の間で最もドラマチックな進化を遂げたという。
具体的には、MySQLやOracle、Microsoft SQL Serverといった外部SQLデータソースにアクセスする機能が追加され、会社の基幹システムやWebのデータに簡単に接続できるようになった他、 FileMaker Server 9およびFileMaker Pro 9 AdvancedではPHP連携の機能が追加され、コーディングすることなしにバックエンドがFileMaker、フロントエンドがWebのソリューションを短時間で作成できるようになった。また、スクリプトデバッガやWebビューアなど、デベロッパ向けの開発ツールなども強化されている。
プレスリリース 「新製品の FileMaker 9 製品ライン SQLデータとのライブ接続を含め、30の “使いやすさのブレークスルー”を提供4つの新製品を、2007年9月中旬に同時発売」