3機種の新製品はいずれもAMD EPYC(TM)プロセッサーを搭載し、優れたTCO(総所有コスト)をもたらす拡張性の高いプラットフォームだとしている。
- 「Dell EMC PowerEdge R6415」
- 「Dell EMC PowerEdge R7415」
- 「Dell EMC PowerEdge R7425」
AMD EPYCプロセッサーとPowerEdgeサーバの組み合わせは、多様化するワークロードに新しいコンピューティング能力を提供するという。最大32コア、8メモリチャネル、128 PCI Expressレーンを持つAMD EPYCは、ソフトウェアデファインド中心の今日のエコシステムにさらなる柔軟性とパフォーマンスをもたらすという。
新製品は、既存の第14世代「Dell EMC PowerEdge」サーバと同じく、「iDRAC 9」と「Quick Sync 2」によるインテリジェントなオートメーション機能と、ハードウェアからファームウェア、BIOSまでをエンドツーエンドに保護する統合されたセキュリティ機能を提供する。また、製品の保守サポートも従来通り、宮崎カスタマーセンターを拠点としてファーストコールから国内で対応する。
最大4TBの大容量メモリを持つ今回の新製品は、DBMS(データベース管理システム)やアナリティクスワークロードにも柔軟に対応できるが、特に以下のワークロードに適しているという。
・エッジ:「Dell EMC PowerEdge R6415」は最大32 CPUコアを持ち、高密度なスケールアウト型コンピューティング能力と優れた柔軟性を持つ1Uラック型の1ソケットサーバ。最大10本のPCIe NVMe SSDと2TBのメモリを搭載可能。
・SDS(ソフトウェアデファインドストレージ):「Dell EMC PowerEdge R7415」は、業界最初のAMD EPYCベースVMware vSAN Ready Nodes認証モデルとなった2Uラック型1ソケットサーバ。vSAN 4ノードクラスタあたり、ソフトウェアライセンスのみならずシステム全体のTCO(総所有コスト)を最大20%改善。また、最大2TBのメモリ容量と24本のNVMe SSDを搭載でき、スケーラビリティとストレージI/Oを向上。
・HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング):2ソケットサーバの「Dell EMC PowerEdge R7425」は、従来の一般的な同等マシンと比べ、コンテナ、ハイパーバイザー、仮想マシン、クラウドコンピューティングの各分野で最大24%優れたパフォーマンスを記録したほか、HPCでは流体解析(CFD)の絶対性能で最大25%の性能向上を記録した。