10日、食品卸最大手の国分は、富士通の経営可視化ソリューションである「GLOVIA/ML」をベースに「事業損益管理システム」を富士通と共同開発したことを発表した。「事業損益管理システム」は、同日より本稼働を開始している。
国分は、食品卸業界で300年の歴史を持つ企業で、仕入先9,200社、商品65万点、納入先35,000社の巨大なサプライチェーンによって事業を展開している。これまで、現場レベルと全社の数値データは把握していたものの、ビジネスユニット単での集計、季節要因、エリア要因での集計に時間がかかっていた。
これを、富士通の「GLOVIA/MI」を導入することで、時間のかかっていた、ビジネスユニット単位、季節要因やエリア要因での集計を自動化し、粒度の高い経営情報の可視化を実現したという。「GLOVIA/MI」は、国分のような規模のサプライチェーンで発生する年間1億件以上のジャーナルデータを統合化、分析、可視化するため、専用の大規模なデータベースを必要とせず、導入時間が比較的短くできる特徴もある。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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