NTTドコモは、8日、FOMAおよび衛星電話のワイドスター網を利用した「一斉同報サービス(仮称)」を開発し、2010年4月からのサービス開始を予定していると発表した。「一斉同報サービス」では、従来のグループ通話サービスではカバーできなかった広範囲での同報送信が可能になっている。また、通信手段も携帯電話だけでなく、衛星電話、FAX、メールなどにも対応するとしている。
ドコモでは、このサービスのために構築するプラットフォームをASPの形でユーザーに提供する予定だ。したがって、サービスを利用したい企業や自治体は、専用のシステムなどを構築、導入することなく利用できるようになる。登録できるユーザー(送信先端末)の数は最大200を予定している。
なお、NTTドコモでは、この発表にともなって、FOMAで提供していた「プッシュトーク」「プッシュトークプラス」のサービスを2010年9月30日をもって終了することも発表している。上記2つのサービスの新規受け付けも2009年9月30日で終了する。