旭化成ネットワークスと日立は、1日、旭化成の研究開発部門において、クライアントPC環境をシンクライアント環境に刷新したことを発表した。ベースとなったシンクライアントソリューションは、日立がブレードPC「FLORA bd100」において展開する「セキュアクライアントソリューション」だ。これを旭化成ネットワークスと共同でシステム構築を行い、旭化成の新事業本部音声ソリューションビジネス推進室の開発者などが利用するクライアント環境に適用した。
シンクライアント環境では、膨大なアプリケーションのインストールやバージョンアップなどの管理コストが低減でき、クライアントPCに開発に必要なデータや個人情報を保存しない運用も可能となりセキュリティレベルの向上にもつながる。
旭化成の同推進室では、カーナビゲーションシステムに採用されている音声認識ソフトウェアのソリューションを開発・販売しており、研究開発者が大容量の音声データを扱うことが多いことから、日立のソリューションの採用につながったという。