10日、日本オラクルと富士通は、ブレードサーバーを利用したスケールアウト型の統合ビジネスインテリジェント(BI)システムにおいて、サーバー追加によるリニアな性能向上を実証する実験を行い、結果を発表した。
実験に利用されたシステムは、複数のブレードサーバで構成したグリッド環境の下、上記3階層システムを統合した「統合BIシステム」となっている。BIシステムにはオラクルの「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition Plus」と「Oracle Real Application Clusters 11g」が、富士通のブレードサーバ「PRIMERGY」に実装された。ブレードサーバーの管理ツールとして「Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition」も導入された。
結果として、「Oracle Real Application Clusters」で構成されたクラスタデータベースへのノード追加を行うことでノード追加に必要な作業時間を最短で10時間半から約2時間と、およそ1/5に短縮できたという。
、本検証は、日本オラクルが開設した、グリッドを基盤に実システムに近い環境でビジネス・ソリューションの実証を目的とする「Oracle GRID Center(オラクル・グリッド・センター)」において行われた。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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