日本オラクルは2月1日、ヘアケアブランドの「TSUBAKI」などを展開するファイントゥデイ資生堂が「Oracle Fusion Cloud Applications」を採用したと発表した。
ファイントゥデイ資生堂は2021年7月に、資生堂から「TSUBAKI」や「フィーノ」、「ウーノ」などのパーソナルケア製品事業を引き継ぎ設立。同社は海外市場での事業拡大に向けて、エンドツーエンドの業務領域を網羅でき、データドリブンな分析によりブランドおよびエリア戦略を迅速に実行できる経営基盤として、同システムの採用を決めたという。
同社が採用したのは、「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)」と「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM)」製品群の調達、受注、製品ライフサイクル管理、イノベーション・マネジメント(製品企画の支援管理)に加え、「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management (EPM)」。
導入により、中国、日本などの地域別、ブランド別におけるチャネルごとの販売予実など多様な軸で分析が可能になるとしている。また、クラウド上で様々な業務領域をデータで連携できるため、部門間にまたがる業務の自動化・効率化も期待しているという。
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