ディアイティは、無線LAN環境の脆弱性を調査、分析する「無線LANセキュリティ診断サービス」を7月1日より開始する。無線LAN接続は、電波傍受による盗聴や、有線と違い物理的な接続がなくても使えるという特質から、有線接続にはない脆弱性が指摘されている。このサービスは、無線LANのアクセスポイントの確認、接続可能範囲、暗号化の強度など、対象となる無線LAN環境を調査・分析し、結果をレポートとしてまとめてくれるものだ。
調査はOmniPeek LANアナライザなどの無線LANツールを利用して、専門家が管理がいの無線LAN機器の有無、その設置場所、社内アクセスポイントの屋外の電波状況、暗号化の強度などを分析する。結果はレポートとしてまとめられる。このような検査は、クレジットカード業界のセキュリティ基準、PCI DSSにおいても定期的に行うように要件定義されている。
しかし、LANアナライザによる分析やフィールド調査には専門のスキルが必要なため、実施が困難な企業もある。ディアイティでは、無線LANの診断サービスを提供することで、このような企業のニーズに対応する考えだ。費用は180,000円~となっており、主なターゲットは、金融機関、官公庁、自治体、教育・研究機関などを想定している。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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