SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

多くのIT技術者がChatGPTによるサイバーリスクを警戒 BlackBerryが調査結果を発表

 BlackBerryがChatGPTに関する最新の調査結果を発表した。調査によると、回答したITプロフェッショナルの半数(51%)はChatGPTを用いたサイバー攻撃が今後1年以内に成功すると予測しており、71%はすでに同技術が他国への悪意ある目的のもと国家規模で使用されている可能性を指摘している。

 今回の調査は、北米、英国、オーストラリアのIT意思決定者1,500人を対象に実施。各国の回答者は、ChatGPTが一般的に「善意の」目的で使用されていると考える一方で、回答者の74%はサイバーセキュリティに対する潜在的な脅威を懸念しているという。

 脅威がいかなる形で出現するかについての見解は世界中で異なるものの、世界的に共通する最大の懸念事項は、ハッカーがChatGPTを使用することにより、より信ぴょう性が高く本物らしいフィッシングメールを作成できること(53%)を挙げている。ほかに挙げられた懸念点としては、経験の乏しいハッカーでも自らの技術的知見の向上とより専門的なスキル開発が可能であること(49%)、誤った情報の拡散目的での使用(49%)がこれに続いた。

 BlackBerryのサイバーセキュリティ部門最高技術責任者であるShishir Singh氏は、今回の調査にあたり次のように述べている。

 「サイバー業界におけるChatGPTの影響力は、時間とともに拡大する見通しです。これまで多くの過大評価やデマも見受けられましたが、業界の反応はしかるべき理由によって極めて現実的です。このような先進技術から得られるメリットは多く、私たちの理解はまだ表層的に過ぎませんが、今後の影響も無視できません。プラットフォームが成熟度を増しそれを利用するハッカーの経験が蓄積されるにつれ、防御する側もAIを活用して条件を対等にしない限り、防御はますます困難になるでしょう」

【関連記事】
チェックポイント、ロシアハッカーによるChatGPT悪用状況を確認し警鐘を鳴らす
ウィズセキュア、ChatGPTのサイバー攻撃への悪用の可能性について言及 犯罪利用へ警鐘鳴らす
チェック・ポイント、ChatGPTを利用した悪意あるメールやコード攻撃への注意喚起を実施

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/17328 2023/02/07 18:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング