オラクルとアシストは、三菱UFJ eスマート証券が、株式発注システム「RAIDEN」および勘定・売買審査データベースの次期基盤に「Oracle Exadata Cloud@Customer」上の「Oracle Exadata Database Service」を採用したことを発表した。
三菱UFJ eスマート証券は、本番環境と準本番環境に「Oracle Exadata Cloud@Customer」、BCP環境に「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上の「Oracle Base Database Service」を導入。2026年7月末時点で約210万口座を有する国内有数のオンライン証券事業を支えるミッションクリティカルなデータベース基盤をモダナイズし、2027年3月までに移行を完了する予定だという。
三菱UFJ eスマート証券は、既存の「Oracle AI Database」を含むデータベース基盤の更改にあたり、複数のオンプレミス製品で構成されたインフラの保守・運用負荷と、ストレージ固有の機能に依存したバックアップやデータ複製の複雑な運用を見直す必要があったとしている。一方、証券取引を支える基幹システムとして、処理性能、拡張性、可用性を確保しながら、金融機関に求められるデータ統制を維持することが不可欠だったとしている。こうした要件に対し、データを自社データセンター内に保持しながら、クラウドサービスの自動化やライフサイクル管理を活用できる点を評価し、「Oracle Exadata Cloud@Customer」の採用を決定したという。
同プロジェクトでは、2026年5月の「Oracle Exadata Cloud@Customer」納品後、データベースの構築とテストを段階的に進め、2027年3月に対象データベースを切り替える計画だという。三菱UFJ eスマート証券とアシストが一丸となり、同プロジェクトを推進しているとのことだ。基礎検討段階では、Oracle Customer Success Servicesのコンサルタントが、オラクルの国内外の技術知見を活用し、PoCならびに方式設計を技術面から支援したとしている。
本番稼働後は、クラウドサービスの自動化とライフサイクル管理を活用し、パッチ適用を含む運用の標準化と効率化を進めることで、IT部門がデータベースや業務システムの改善に注力できる環境を整備するという。また、「Oracle Real Application Testing」を活用して、パッチ適用などの変更がシステムに与える影響を本番適用前に検証し、安定した運用の維持を図るとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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