新製品は、PLMソフトウェアObbligatoシリーズの導入実績やノウハウを基に、要件定義・設計・構築・移行の一連の工程におけるベストプラクティスを分析し、各業種固有の重要な機能を体系化してテンプレートとして提供するもの。
これにより企業は、業務モデルやシステムモデル、プロトタイプ環境などの成果物を活用してPLMシステムを導入できるため、個別カスタマイズの開発工数や失敗リスクを最小化し、迅速かつ効率的なシステムの立ち上げが実現可能となるという。
第1弾として、PLMシステムに対するニーズの高い自動車部品業と産業機械業向けの2種類のテンプレートを提供する。このテンプレートにより、特に中堅企業では従来のPLMシステムの新規導入に比べ、構築期間の4割短縮と導入コストの半減ができると見込んでいるという。
1. 自動車部品業向け PLM テンプレート
国内外の開発・生産拠点における製品構成情報(BOM:Bill of Materials)の共有・活用を推進する「グローバル統合BOM」、BOMと合わせて工程や設備に関する情報を標準化して工程設計の効率化を行う「工程・リソース管理」など、自動車部品業におけるPLMシステムに重要な4つの機能を効率的に実現するテンプレートを提供。これにより、グローバルに渡る品質トレーサビリティを強化し、開発・生産準備業務におけるQCD(Quality、Cost、Delivery)の向上を実現。
2. 産業機械業向け PLM テンプレート
標準開発・個別受注におけるBOMの設計・生産での横断的な共有を促進する「統合BOM管理」、仕様とモジュールの関連性を見える化して見積や受注時のモジュール選定業務の効率化につなげる「製品定義管理」など、産業機械業におけるPLMシステムに重要な6つの機能を効率的に実現するテンプレートを提供。これにより、営業から設計・生産までの一連の業務をシームレスに連携し、受注から生産までのリードタイムの短縮を実現。