2025年3月13日、Smart Craftは、製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」の機能として、さらなるセキュリティ強化を目的とした機能をリリースしたと発表。今回のアップデートにより、より高度なセキュリティポリシーの運用とアクセス管理が可能となり、安全かつ柔軟なシステム利用を実現するとのことだ。

今回の機能リリースでは、導入企業ごとのニーズに応じて、各機能の使用可否やセキュリティ強度を設定できる設計とし、多様な運用要件に対応できる環境を提供するという。詳細は以下のとおり。
- SAML認証:SAML(Security Assertion Markup Language)認証を導入し、シングルサインオン(SSO)環境の構築が容易になった。企業の既存のIDプロバイダーとの連携を実現し、セキュリティの向上と運用効率の改善に寄与する
- IPアドレス制限:導入企業ごとに許可するIPアドレスを、事前に指定できる機能を導入。指定されたIPアドレス以外からのアクセスはブロックされるため、不正アクセスのリスクを低減する
- パスワード強度設定:導入企業ごとに、パスワードの最低文字数および必要な文字種(英字、数字、記号など)の最低数を設定できるようになった。これにより、導入企業のセキュリティポリシーに合わせた認証基準を実現する
- 権限カスタマイズ:各ユーザーアカウントの役割に応じたアクセス制御により、大手企業のように部署や役職が複雑な場合でも、組織に適した権限設定が可能
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