Proofpoint(プルーフポイント)は、同社のデジタルコミュニケーションガバナンス(DCG)ポートフォリオの一環として、新たな調査ソリューション「Proofpoint Prism Investigator」を発表した。特許も出願中だという。
同ソリューションは、断片化され手作業に依存してきた従来の調査を、データソースに依存しないAI主導のワークフローへと転換するとしている。これにより、人とAIの活動全体にわたる事象を再構成し、リスクの背景を明らかにするとともに、数週間を要していた調査を数分で、法的・規制上の説明に耐えうるケースナラティブとしてまとめることが可能になるとのことだ。
これは、検索中心の調査から、自律的な事象再構成へと進化する大きな転換を意味すると述べている。
Prism Investigatorの3つの中核的なイノベーションは以下のとおり。
1. データソース非依存型アーキテクチャ
単一の調査ワークフローの中で、構造化データと非構造化データの両方を統合できるよう設計されているという。コンテンツのエクスポートや再取り込みを必要とせず、Microsoft 365のコミュニケーションデータ、アーカイブ、業務記録に接続。これにより、人やAIが生成したメッセージを、取引データ、ログ、その他のシステムアクティビティといったコンテキストシグナルと関連付け、複数システムにまたがる事象を再構成するとしている。
2. エンドツーエンドの自律性
プルーフポイントのNucleiテクノロジーを基盤とするHuman Communications Agentsにより、単にデータを提示するだけでなく、コミュニケーションや関連記録をもとに推論を行い、パターンを特定し、タイムラインを再構成し、自然言語ワークフローを通じて包括的なケースサマリーを生成するとのことだ。
3. 説明可能性と防御可能性を前提とした設計
透明性の高い要約を生成するとともに、調査担当者の入力内容とAIの推論過程について完全な監査証跡を保持。また、分析への不当な影響を防ぐためのガードレールを備えており、規制当局による審査や訴訟対応の場面でも、調査結果の妥当性を説明できるようにしているという。
加えて同ソリューションは、プルーフポイントのセキュリティおよび内部脅威ポートフォリオ全体から得られるコンテキストシグナルも活用し、コンプライアンス、IT、セキュリティの各チームは、初期アラートからリスクの全体像の把握へと、より迅速かつ明確に進めるようになるとのことだ。
2026年6月中旬の提供開始を予定しているという。初期リリースでは、Proofpoint Archiveを含む複数のデータソースをサポートし、今後さらに連携範囲を拡大していく計画だとしている。
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