今回のWIP対応により、Windows PC内に「業務用のアプリ・データ」を指定して分割保護することが可能になる。WIPによって業務用に指定したアプリ・データは、自動的に暗号化保護され、業務用データに個人用アプリからのアクセスを禁止したり、業務データの一部テキストをコピー&ペーストして個人用アプリに情報を持ち出すことも禁止できる。
「MobiConnect」では、デバイス紛失時にデバイスを初期化しデバイス内のデータを消去する機能や、外部メモリ(USBメモリなど)との接続を制限し、機密情報の持ち出しを禁止する機能など、様々なセキュリティ対策機能を提供してきた。今回のWIP対応によって、さらに強固なセキュリティ対策が可能となるとしている。
金融業や製造業など機密情報を多く扱う業種はもちろん、業種・業態や企業規模を問わず、全ての企業において、PCのローカル上で扱う機密情報の漏えい対策は常に大きな課題になっている。今回のWIP対応は、Windowsデバイスを利用する企業に、より確かな安心を提供するという。また、働き方改革の推進に伴い、在宅勤務(テレワーカー)や個人所有デバイスの業務利用(BYOD)などを取り入れる企業も増えているなか、それら企業支給のデバイスとは異なる対策が必要となるケースにおいても、WIPによる対策は最適解になるとしている。
■WIP機能の概要
- アプリを指定して管理対象に設定することができる
- 管理対象に設定されたアプリのデータは分離され、暗号化されて保存される
- 管理対象ではないアプリとのやりとりをブロックしたり、やりとりのログを保存することができる
- ネットワークドメインやクラウドリソース、プロキシサーバーやIPアドレス範囲も指定することで、より細かくセキュリティレベルを管理することが可能になる