「ACMS WebFramer」は、Web-EDIシステムに不可欠なユーザ管理、業務管理、ログ管理などの各種管理機能を実装し、その管理機能を外部から呼び出すAPIやテンプレートの提供で、Web-EDIシステムの構築を短期間で容易にするという。最新版では、ログ出力時の通知やメール配信APIを用いたメール送信機能において、通信の暗号化を行うSTARTTLS / SSLに対応しセキュリティの強化と新たな稼働環境をサポートした。
また、「ACMS WebFramer Webアプリケーション構築支援ツール」は、業務DBレイアウトや取引画面レイアウトなどを登録し、業務フローの設定だけで、Webアプリケーションを動的に自動生成し、開発生産性を向上させるツールになる。
最新版では、取引先側での業務データファイルのダウンロードの際にファイル形式や必要なデータ項目を選択できる機能、さらには各種レイアウトの登録作業を一括で行える定義ファイルインポート機能などを追加し、運用や開発効率をアップしているという。
「ACMS WebFramer」の新機能
1. メール送信機能のセキュリティ強化:STARTTLS / SSLに対応
2. 新たな稼働環境をサポート
・管理データベース:Microsoft SQL Server 2017(on Linux含む)/Microsoft SQL Server 2016 SP2/PostgreSQL 10/PostgreSQL 11/MySQL 5.7/Oracle Database 12c Release2(12.2)
・WAS(Web Application Server):Apache Tomcat 9.0/Apache TomEE 1.7.5
「ACMS WebFramer Webアプリケーション構築支援ツール」の新機能
1. 定義ファイルインポート機能:Webアプリケーションの自動生成に必要な登録情報を、CSVで作成した定義ファイルより一括で登録(インポート)する機能を実装。
・対応した4情報:DBレイアウトマッピング/インデックス項目/画面レイアウトヘッダ/画面レイアウト明細
2. 外部コマンド機能:業務画面おけるボタン操作(登録ボタン押下など)の際に、 メール通知機能などの外部コマンドの実行が可能になった。
3. ダウンロード項目選択機能:取引先側などの業務画面において、業務データファイルのダウンロードの際に、ファイル形式(CSV、TSV、固定長)や必要なデータ項目を選択できるなど、用途にあわせたデータファイルのダウンロードが可能となった。
4. 自動送受信コマンド機能:ブラウザ画面を介さず、データをアップロード/ダウンロードできるコマンドインターフェイスを実装、アップロード/ダウンロードの自動化が可能となった。
DALは、2024年1月からの固定電話のIP網化の移行に対応のため、企業が従来型EDIからインターネットEDIへ切り替える際に、取引先の企業規模にあわせたEDI形態を選択できるよう、比較的容易に導入できるWeb-EDI製品を強化していくという。
また、統合EDI基盤のACMSシリーズと組み合わせによって、標準EDIとWeb-EDIの統合運用を可能し、EDI業務の効率化を実現するとしている。