米マイクロソフトは8月29日(現地時間)、Windows Vista Service Pack 1(SP1)の計画について発表した。2008年第1四半期のリリースが目標で、ここ数週間のうちにβ版を10,000人以上が利用できるようにするという。
SP1は、いくつかのコンポーネントや機能を拡張するが、新機能の追加するものではないとした上で、従来のWindowsに比べてサービスパック のリリースまでの期間が長いことについては、Windows Updateといった更新ツールで随時、改善版や最新版をユーザの手元に渡るようにしているため、と述べた。
SP1では、Windows UpdateやWSUSなどを通して提供されているフィックスに加え、自助フォーラムで議論されたパフォーマンスの問題(ファイルコピーやシャットダウン 時間など)や、新しいハードウェアのサポート、セキュリティ開発ライフサイクルのアップデートなどが含まれる。
サードパーティとのソフトウェアの互換性については、いくつか手段を提供するものの、あくまでもアプリケーション互換性によるリグレッションを避けることを最重要視しているため、セキュリティを危うくするような変更は行わないとしている。
配布サイズの見積もりは、Windows UpdateやWSUSを通してダウンロードする場合は約50MB、ディスクイメージの場合は約1GB(β版段階、各国のローカライズ用データなどをすべて含む)。空きディスク容量条件はβ版の段階で約7GBで、最適化してこれを減らす努力をしているという。
プレスリリース: Microsoft’s Evolving Approach to Servicing the Windows Platform