英Armのデータ事業部門であるArm Treasure Dataは、4月28日、カスタマーデータプラットフォーム(CDP)の新機能を発表した。これにより、Linden LabやAnheuser-Busch InBevといったグローバル企業の複雑な顧客獲得プロセスを支援していく。
今回、発表された新機能では、訴求力の高い魅力的なブランド体験の提供をサポートする「Customer Journey Orchestration(カスタマージャーニーオーケストレーション)」の早期アクセス・プログラムや、効率的なシステム連携を実現する20種類の新型コネクタ、最新のセキュリティ機能や管理機能によって拡充された世界規模のプロフェッショナルサービスの提供が行われる。
Linden Labは、Arm Treasure DataのCDPを活用することで、自社データを統合管理し、同社が運営するユーザー生成型仮想世界「Second Life」でプレイヤーの嗜好の理解に努めている。顧客エンゲージメントのパーソナライズを実現するとともに、マーケティングROIの300%向上を達成した。
Anheuser-Busch InBevは、Arm Treasure DataのCDPを通じて詳細な顧客プロファイルを構築し、マーケティングのコンバージョン率を向上している。
「Customer Journey Orchestration」以外にも、Arm Treasure DataのCDPにはシステム連携のための20種類の新たなコネクタが追加されている。同コネクタを通じて、顧客企業はより多くのチャネルを対象にしたマーケティングキャンペーンを展開し、新たなオーディエンスに訴求できる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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