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Zoomが「ZOOM 5.0」を含むセキュリティ強化策を発表

  2020/04/30 05:00

2020年4月22日、Zoom VideoCommunications, Inc. は、近く一般公開予定のZoom 5.0を含むセキュリティ強化策を発表した。今回のセキュリティ強化は90日間セキュリティ強化プランの重要なマイルストーンの一つであり、Zoomプラットフォームのセキュリティとプライバシー機能強化に向けて積極的に取り組んでいくためのもの。

今回の強化策で 認証付き暗号 のAES256-GCM(256ビット)のサポートが追加されることによって、ミーティングデータの保護や改ざんに対する耐性が強化される。

Zoomのエリック・S・ユアンCEOはこの取り組みを「Zoom自身が徹底した行動をとるために策定した90日間プランの第一歩である」と語っている。ユアンCEO自らが「Ask Eric Anything」というウェビナーを毎週開催する等、Zoomのセキュリティ問題の改善の取り組みの公開について積極的だ。

今回のアップデート内容は以下となる。

ネットワーク

  • AES256-GCM暗号化方式:暗号化方式をAES256-GCM(256ビット)規格にアップグレード。これにより、転送中のミーティングのデータの保護が強化、改ざんへの耐性が強化され、お客様のZoomミーティング、ZoomビデオウェビナーおよびZoom Phoneのデータの機密性と安全性が保証される。リリース予定のZoom 5.0ではGCM暗号化をサポートし、この規格は、GCMが可能な全てのアカウントに対して有効となる。システム全体のアカウントの有効化は5月30日の実施を予定。

  • データセンターの選択制御 :アカウント管理者は、アカウントで開催するミーティングやウェビナーが、アカウント、グループまたはユーザーレベルでリアルタイムで使用するデータセンターの地域を選択することができる。

ユーザー体験および管理

  • 「セキュリティ」アイコン:Zoomのセキュリティ機能へは、以前はミーティングメニューからアクセスしていたが、今回はホストのインターフェースのミーティングメニューのバーで「セキュリティ」のアイコンを表示、アイコンをクリックすることで簡単に表示できるようにした。

  • ホストによる管理を強化:ホストはセキュリティアイコンを通じてZoomへ不適切なユー
    ザーを報告することができるようになる。また、参加者が自分の名前を変更する機能を無効にすることも可能。また、教育機関のユーザーに限り、画面共有は初期設定でホストのみ可能になる。

  • 待機室が初期設定で有効に:待機室は、参加者がミーティングに参加する前に、ホストが参加者を個別の仮想待機室に待機させることができる既存の機能、現在は、教育向けプラン、基本プランおよびシングルライセンスのプロのアカウントでは初期設定されている。ホストは、ミーティングの進行中に待機室をオンにすることもできる。

  • 複雑なミーティング用パスワードを初期設定で有効に:ミーティング用のパスワードはZoomの既存の機能だが、今回、全ての基本プラン、シングルライセンスのプロプラン、
    K-12をはじめとして、ほとんどのお客さまに初期設定で有効になる。管理者アカウントの場合は、アカウント管理により複雑なパスワード(長さ、英数字の両方の使用、特殊文字に関する要件)を設定することができる。またZoom Phoneでは、ボイスメールの利用に必要なPINの長さを調整することができる。

  • クラウドレコーディング用パスワード:現在は、ミーティングホストとは別に、クラウドレコーディングの全ての利用者に対するパスワードが初期設定されており、このパスワードは、複雑なパスワードでなければならない。管理者アカウントの場合は、アカウント管理により複雑なパスワードを設定することができる。

  • 安全なアカウント連絡先の共有:Zoom 5.0では、大きな組織を対象とした新しいデータ構造をサポートすることで、 複数のアカウントに対する連絡先リンクを設定して、安全かつ簡単にミーティングの検索、チャット、電話連絡を行えるようになる。

  • ダッシュボードの強化: ビジネス、企業および教育向けプランの管理では、Zoomダッシュボード を通じて、ミーティングのZoomネットワーク データセンターへの接続方法を見ることができる。これには、HTTP トンネルサーバのほか、カンファレンスルームコネクターやゲートウェイに接続するデータセンターも含まれる。

  • その他の機能:ユーザーは、Zoomチャット通知におけるチャットの抜粋を表示させないように選択することができる。PMI以外の新規ミーティング用IDを11桁に変更。ミーティングIDおよび招待オプションを、ミーティング中のZoomインターフェースから、参加者メニューへと移動することで、ミーティングIDが意図せずに公開されることを防ぐ。

ZoomアプリをZoom 5.0にアップグレードするには、zoom.com/download よりダウンロードが可能。また、Zoomの90日間計画の進捗状況の詳細については、 blog.zoom.us で公開している。

著者プロフィール

  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

    「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。


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