ミラクル・リナックスは、OS、アプリケーションを含むITソフトウェア資産を、物理環境から仮想化環境へ移行する際の作業を支援する「P2V移行サービス」の提供を、6日より開始すると発表した。「P2V移行サービス」は、オープンソースソフトウェアである「Mondo Rescue」のバックアップ機能を利用し、現状のシステム環境のヒアリングから移行のための現地作業までを一括提供する。
「P2V移行サービス」の対象OSは、「MIRACLE LINUX」および「RedHat Enterprise Server」のバージョン 2.X~4.Xとなっている。移行先の仮想化環境は、「VMware Server」、「VMware ESX」、「VMware ESXi」に対応している。これらの環境で、物理サーバーの保守期間が終了したあと、仮想化環境に移行する場合に便利なサービスだ。
企業としては、なるべく既存のソフトウェア資産を生かした状態で、仮想化やサーバー統合を考えたいが、新規にSI構築をするわけではないので、ソリューションベンダーに発注しても割高になる、あるいは移行後の動作保証がされないなど、単純な移行には問題も多かった。ミラクル・リナックスでは、オープンソースのバックアップソフト「Mondo Rescue」を利用することで、必要なパラメータの検討、既存システムの退避、システム移行、動作確認までをワンストップ、実動2日程度で行うとしている。料金は525,000円(税込)から。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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