富士通は6日に2WAYラック型サーバーの新機種2機種を発表した。新製品は「PRIMERGY」シリーズの「RX300 S5」と「RX200 S5」といい、先ごろ発表されたばかりのインテル Xeonプロセッサー5500番台を搭載する。また、同社の新しいグローバル製品開発と製造改革戦略により、本体価格を最大で49%下げるという価格改定も行った。
Xeonプロセッサーの5500番台は、大規模データセンターでのサーバーニーズを意識した設計になっており、省電力に加えて高速化技術、仮想化技術がつぎ込まれた最新のCPUだ。「RX300 S5」と「RX200 S5」はこのプロセッサーファミリーを搭載し、メモリも「DDR3 1066MHz Registered DIMM(PC3-8500)」を採用し、最大144GBまで拡張可能となっている。
また、本体マザーボードのチップの配置や配線を最適化し、筐体の吸気開口部を従来モデルから17.5%広げ、ファンの大口径化を実現し、冷却効率と消音性をアップさせているという。省電力については、交流ー直流の変換効率をアップさせ、アメリカ環境保護局(EPA)の国際エネルギースタープログラムの認定を受けている。
改訂された価格については、PRIMERGY RX200 S5のディスクレスタイプで26万1,000円(税別)~、同RX300 S5のWindows Server 2008 Standardバンドル、73GBのRAID0ディスク搭載モデルで40万7,000円となっている。この価格はIAサーバーのプライスリーダーであるHPの製品に対抗できる価格帯といえる。出荷は4月28日から。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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