9日、ジュニパーネットワークスは、同社のコアルータ「T1600」向けに、100ギガビットイーサネットに対応したPICを発表した。新しいPICは「100GE PIC」という製品で、データセンターなどにおいて、動画配信やLTE、4Gといった次世代サービス、クラウドコンピューティング市場の拡大に伴い、増大するトラフィックに対応することが可能だという。
「100GE PIC」は、ジュニパーの主力商品のひとつである「T1600」コアルータ、「ジュニパー・コントロール・システム 1200」(JCS 1200)、「TXマトリクス・プラス」といった製品に対応しており、これらのネットワークチャネルの高速化、広帯域化を実現する。JCS 1200とTXマトリクス・プラスはルータの仮想化に対応したルータ関連製品で、100GE PICは、仮想化統合されたルータシステムでも十分なネットワーク帯域を確保できる。
また、ジュニパーでは、既存ルータのネットワーク帯域を増強することは、投資資産の有効活用やシステムの陳腐化を防ぐことも可能としている。