北海道警察本部生活経済課、同生活安全捜査隊、北海道札幌方面手稲警察署は、17日にインターネットのオークションサイトを悪用し、Windows XP Professional Service Pack 2対応版のリカバリメディアの偽造品を販売していた3名を著作権法違反の疑いで逮捕した。
著作権法の違反は親告罪のため、権利保持者からの告発がなければ逮捕・立件はできないことになっている。そのため、マイクロソフトなどの企業は、著作権侵害行為などに対して、危険性の啓蒙、保護活動、関係各所との連携、法的措置や対策などを進めている。今回の逮捕も、マイクロソフトと警察当局との連携によって刑事告発が功を奏した形となった。
マイクロソフトによれば、PCメーカー製のWindowsリカバリメディアの偽造品販売での逮捕は初めてのケースとなるそうだ。また、同社は、当局の活動に敬意を表しつつ、今回の逮捕が偽造品取引の抑止になることを期待し、今後も著作権侵害行為には断固たる姿勢で臨むと述べている。
なお、マイクロソフトでは、偽造品を間違って購入してしまったユーザーに対しての救済策も用意している。