翔泳社は『TBM ITファイナンスの方法論』を2月21日に発行した。この本は、「ITファイナンスの高度化」の方法論である「TBM(Technology Business Management)」の国内初めての解説書となる。
著者は全世界で1,800社以上の導入実績をもつTBMを実現するSaaSソリューションを提供するApptio代表取締役社長 成塚 歩氏。本書では、「なぜTBMは、IT部門、ファイナンス部門、ビジネス部門をつなぐ共通言語となり、テクノロジー投資に関する戦略的な意思決定を可能とするのか」について、TBMのフレームワークを紐解きながら詳細に解説している。また、TBMの実践に関して、実際にApptioのソリューションを導入した富士通 CIO 福田 譲氏と資生堂 飯尾理佳氏との対談もあわせて収録している。
TBM ITファイナンスの方法論
成塚歩 著
出版社:翔泳社
発売日:2022年2月22日
価格:2,420円(税込)
本書について
この本は、「ITファイナンスの高度化」の方法論であり、フレームワークとしての「TBM(Technology Business Management)」の国内初めての解説書。 CIOや企業のIT導入やデジタル戦略の策定を行う担当者が、IT投資を投資効果や事業価値をどう高めるか、会計と経営の指標の中でどう考えるかの方法を解説します。
著者プロフィール Apptio代表取締役社長 成塚 歩
慶應義塾大学卒業後、日本総合研究所に入社。システムエンジニア、大手法人向け営業を経て、2008年に日本マイクロソフトに転職。以後12年間にわたり、エンタープライズ向けにビジネスを展開。直近ではSmart Storeのイニシアティブを立ち上げ、日本の小売業界向けのDX支援を推進。業務執行役員 流通サービス営業統括本部長を務めた後、2020年、Apptio株式会社に入社。代表取締役社長に就任。ビジネスに貢献するテクノロジー投資意思決定の高度化のためのメソドロジーTechnology Business Management(TBM)についてメディアへの寄稿実施。NPO法人TBM Councilの日本支部を立ち上げ、日本のテクノロジー経営高度化に向けテクニカル・アドバイザーとして2021年4月より活動開始。
目次
■第1部 TBMとは何か IT投資の課題とそのソリューション
- 第1章 ITファイナンスマネジメント - IT導入をめぐる「分断」という課題を解決する
- 第2章 TBMの歴史と概要 - TBMという方法論とTBMカウンシルが生まれた背景
■ 第2部 TBMの詳細
- 第3章 TBMの全体像
- 第4章 TBMフレームワーク
- 第5章 TBMタクソノミー
- 第6章 TBMモデル
- 第7章 TBMメトリクス
- 第8章 TBMシステムとApptio
■第3部 対談編 TBMの導入企業の事例に学ぶ
- 第9章 実践者と語るTBM活用
■第4部 日本企業への貢献とビジョン Apptio、そして多くのリーダーとの出会い
- 第10章 マイクロソフト、そしてApptioとの出会いで学んだもの – TBM定着と日本への「貢献」のために