アスクルは2026年1月28日、ランサムウェア攻撃によるシステム障害にともなう特別損失の計上および通期連結業績予想の修正を発表した。
同社は2025年10月に発生したランサムウェア攻撃により、2026年5月期第2四半期連結決算において、システム障害対応費用として特別損失52億16百万円を計上。この費用には、サービス復旧に備えた物流基盤などの維持費用、システム調査・復旧費用、出荷期限切れ商品の評価損などが含まれる。
また、ASKULやLOHACOなどのサービスを一時停止したことで売上高および利益が当初想定を大幅に下回った。2025年12月中旬より本格的なサービス復旧フェーズに突入しているが、今後の見通しを合理的に見積もることが困難と判断し、通期連結業績予想を取り下げ、未定としている。
なお、財務体質の強化や資金投下などを鑑み、中間配当は無配、期末配当は未定。役員報酬についても、対象取締役の月額固定報酬を2026年1月から5月まで20%減額するとのことだ。
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