Saloobによると、同社の提供するオンラインシステムは世界初のオンデマンドLinuxデスクトップ提供サービスであり、DAAS(Desktop As A Service)と呼ぶ。また同システムは、SWSoft社の自動化ツールであるHSPCおよびOS仮想化ソフトウェアであるVirtuozzo(バーチュオッゾ)によって管理されるとしている。
Saloobでは、IBM社製ハードウェアにCentOSとSWsoft社製のソフトウェアを搭載してエンタープライズLinuxバージョンのシンクライアントデスクトップを提供。同社のDAASサービスではLinuxデスクトップの一部として、下記をサービス内容に含めて提供する。
- OpenVPNアクセス
- VNCアクセス
- OpenOffice
- Firefoxブラウザー
- オプティカルOpenXchangeグループウェアアカウント
また、Saloobでは新たにDAASサービス専用のサイトを構築し、同サイトではユーザが独自に登録をした後、自身のニーズに合ったデスクトップパッケージを選ぶ事が出来る。各種パッケージはハードディスクやメモリー或いはインストールしたいと思うソフトウェア等のリソースリミットによって分類される。
オープン仮想化技術を利用したDaaSシンクライアント・ソリューションの開発にあたり、オープンソーステクノロジーに対する検証支援施設、日本IBM 箱崎事業所内「OSS&Linuxコンピテンシーセンター」を利用し、日本IBMビジネスパートナーとの共同検証作業を実施した。また、今後のユーザ個別支援体制として、「IBM System x」「Virtuozzo」による常設テスト環境を確保しており、当ソリューション向けスタータキットの導入や利用に関する技術サポートを提供していくと言うことだ。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア