Scrum Gatheringは、、世界的なアジャイル開発者の組織であるScrum Allianceが世界主要都市で毎年開催しているもので、今年の上海でのギャザリングは中国のスクラムコミュニティが主催し、「Let agile fly」のテーマのもとに開催されるという。
コンファレンスでは、Paul Dolman-Darrall氏のブログ「Value, Flow, Quality」において「アジャイルでもっとも影響力を持つ20人」として紹介された、『Management 3.0: Leading Agile Developers, Developing Agile Leaders 』(Addison-Wesley, 2010)の著者であるJurgen Appelo氏らによる講演などが予定され、会場には中国各地からソフトウェア技術者が参集するという。
アジャイル開発手法は、さまざまな適応型開発手法を包括したものであり、実際にはスクラムやエクストリームプログラミング(XP)などの開発手法が存在している。つまり、スクラムはアジャイル系開発手法の1つと位置づけることができる。適応型といっても開発者個人のスキルに依存するものではなく、チーム開発のような連携が重視される。
アジャイルは、開発現場での変更などにすばやく適応することを重視した手法であり、伝統的な計画重視開発であるウォーターフォールモデルの対極にあるといえる。ソフトウェア開発現場では、品質向上や効率化のためにさまざまなかたちで開発手法が検討される中で、アクティブな技術者の間ではアジャイル開発手法に積極的に関わっていく動きが広がっているといえる。
■2011年のギャザリングを紹介している「すくすくスクラム」ブログ
http://sukusuku-scrum.org/?p=169
■「Scrum Regional Gathering 2012 Shanghai」の詳細(英文、中文)
http://scrumgathering.cn/en/about/