今回発売された「iStorage M700」は、NECの独自技術によるミッドハイレンジにおける業界最高水準の処理性能と、ストレージ内データの自動最適配置を実現しているという。それにより、従来と比較して運用効率や信頼性が向上し、仮想環境やミッションクリティカルな業務システム、プライベートクラウドの構築などに最適な製品になっているとしている。
発表によると「iStorage M700」の主な特徴は次のとおり。
1. 従来比約3倍の処理性能と拡張性を実現
(1) 従来と比べCPU数を2倍、内部バス帯域を4倍に強化し高速処理性能を強化。複数のI/O命令をまとめて高速に処理するRAIDアクセラレータ技術を独自に開発し、ストレージ内部処理を多重化。
(2) 48個のホストポートを搭載し、ストレージ容量は従来比2.5倍となる最大2.2PBまで拡張可能。これにより、多数のサーバ接続や大容量データの格納が可能。
2. 運用効率を向上させる「データ自動最適配置機能」を提供
アクセス頻度やデータの特性に応じて、自動的に最適な記憶領域へデータをブロック単位で移動させる「データ最適配置機能」(オプション)を提供。これにより、仮想化領域ごとに異なる性能(応答性能やバッチ処理性能)が必要となるような、複数の特性を組み合わせるシステムにおいて、ストレージの性能設計が難しい場合でも事前の設計や稼動後の性能チューニングに手間を掛けることなく、自動で最適化を実行。
3. 米国国防総省方式に準拠したセキュアイレース機能の提供
米国国防総省方式に準拠し、ストレージ内のデータを完全消去することが可能。ストレージを再利用するデータセンタ事業者などでも、消去ミスによる情報漏えいのリスクなく使用可能(オプション)。
■「iStorage M700」の詳細
http://www.istorage.jp