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LayerX、SaaS事業のブランド名を「バクラク」に変更 約1年後に3,000社導入を目指す

 LayerXは、12月10日にLayerX インボイスなど「LayerX」シリーズの名称を「バクラク」へと変更することをメディア向けの説明会で発表した。

 説明会の冒頭では、同代表取締役CEOの福島良典氏がSaaS事業の歩みについて紹介。ブロックチェーンを活用したビジネスを祖業として、コンサルティングサービスを通じて需要の高かった「SaaS」「Fintech」「Privacy Tech」の領域に注力してきたという。同氏は「3つの事業は『すべての経済活動を、デジタル化する。』というミッションの下に取り組んでいます。現在、ソフトウェアがインターネットからリアルへと侵食し始めていることもあり、特に経済活動のデジタル化はインパクトが大きいと思っています」と説明する。

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 SaaS事業としては、2021年1月「LayerX インボイス」リリースを皮切りに、隣接領域で「LayerX ワークフロー」「LayerX 電子帳簿保存」をリリース。LayerX インボイスの導入社数は、直近9ヵ月で約21倍の成長をみせており、請求書で処理される総額も年換算1,700億円(月次140億円)に達しているという。

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 今回同社は、SaaS事業の名称をそれぞれ「バクラク請求書」「バクラク申請」「バクラク電子帳簿保存」へと変更することを発表。同執行役員 牧迫寛之氏は「これまでは、しっかりとしたブランディングができていなかっただけでなく、サービス拡大を考えたときに『LayerX』という名称の読み方、製品の内容が正しく伝わりづらいという課題がありました。サービス名を変更することで、製品の特長が明確に、多くの方に伝わるようになったと感じています」と述べる。

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 今後は、SaaS事業の製品群について首都圏エリア以外でも浸透させるべく、地方における積極的な展開も視野にいれているという。また、福島氏は「本製品によって工数削減はもちろん、『請求書処理が楽しみ』といったワクワクするようなエモーショナルな体験を作りたいと考えています。そのためにも『バクラク』シリーズの普及が大切であり、2023年3月期末に3,000社の導入を目指します」と見通しを語る。

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 さらに同社では、今後4年でエンジニアやデザイナーを中心として、決済や経理といった領域に特化した人材など500人の採用を計画。これに加えて、マーケティング活動にも注力していくという。

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この記事の著者

岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)

1993年福岡県生まれ。京都外国語大学イタリア語学科卒業。ニュースサイトの編集、システム開発、ライターなどを経験し、2020年株式会社翔泳社に入社。ITリーダー向け専門メディア『EnterpriseZine』の編集・企画・運営に携わる。2023年4月、EnterpriseZine編集長就任。

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