ウィズセキュアは、高度化するサイバー脅威に対抗するための新しいリサーチ部門、WithSecure Intelligence(略称:WithIntel)の設立を発表した。
WithIntelでは、脅威リサーチと機械学習のアプローチを組み合わせ、ウィズセキュアのソリューションとサービスで使用する、インテリジェンスドリブンの保護機能改善および開発を推進していくという。
本部門では、ウィズセキュアの持つ技術のすべてを活用し、同社のサービスおよびソリューションの開発および改善を行うほか、同社のAIプロジェクトである「Project Blackfin」が生む、エンドポイントインテリジェンスの技術を活用するとのこと。WithIntelの主なリサーチ分野は以下の通り。
- エンドポイント脅威の検知
- クラウドおよびWebセキュリティ
- 検知と対応
- データドリブンな脅威に関する考察
- APT(持続的に行われる高度な攻撃)の追跡と理解
- 機械学習システムに対する攻撃とその防御方法
同部門を担当するバイスプレジデントのパオロ・パルンボ氏によれば、機械学習やマルウェア解析、脅威インテリジェンスなどの専門知識を融合したWithIntelの技術が、企業や団体が直面する新たな脅威を特定し、それらの脅威に対する保護・検知能力を重点的に高めていくとしている。
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