ウィズセキュアは6月15日、クラウド環境向けのセキュリティおよびエンドポイント市場への製品/サービス提供において、Skyと協業することを発表した。
両社はこれまでも、GIGAスクール向けエンドポイント保護製品の販売において協業関係にあり、Skyは2020年の旧エフセキュアのパートナーアワードにおいて、Best Performance賞を受賞していた。そうした背景もあり、今回の発表は既存のパートナーシップを更に拡大させるものだという。
Skyを通じて市場に提供されるウィズセキュア製品/サービスは以下のとおり。
クラウド環境向けセキュリティ製品
-
WithSecure Cloud Protection for Salesforce:クラウド間連携によるSalesforce環境向けマルウェア、URLセキュリティ対策ソフトウェア
-
Salesforce環境向け セキュリティコンサルティングサービス:利用者のSalesforce環境、設定診断およびハードニングサービス
-
クラウド環境向け セキュリティコンサルティングサービス:AWS/Azure/Google Cloudなどクラウド環境に対する設定診断、ハードニングサービス
【エンドポイント向けセキュリティ製品】
- WithSecure Elements Endpoint Protection Premium(SKYSEA Client View Cloud Editionとパッケージング):Windows PC/Mac PC向けクラウド管理型マルウェア対策ソフトウェア
なお今回の協業拡大について、ウィズセキュアのアジアパシフィック地域のバイスプレジデントであるJohn Duley(ジョン・デューリー)は次のように述べている。
「クラウドへの移行は多くの企業にとってもはや必然の流れであり、当社も今後さらに注力していく分野です。Skyは日本のB2B市場において大きな実績を持つ企業であり、当社とはこれまでもGIGAスクールプロジェクトなどを通じて成功を収めてきました。当社は本年3月にエフセキュアからウィズセキュアに社名を変更し、B2B向け事業に更に注力していく方針であり、その中でも『グッド・パートナーシップ』を理念のコアに据えています。そうした中での両社の協業拡大について嬉しく思い、また、大きな期待を寄せています」
【関連記事】
・F-SecureがBtoB/BtoCで分社化。日本法人は「WithSecure」(ウィズセキュア)に社名変更。
・WithSecureがフィンランドでイベント開催:「“Ctrl+Z”で戦争を前に戻せ」ヒッポネン氏語る
・エフセキュアが8万人を対象にフィッシングメール演習を実施