仏のセキュリティ企業であるVadeが、「2022年第2四半期フィッシングおよびマルウェアレポート」を発表した。
レポートによれば、第2四半期にマルウェアに感染したメールが前四半期比で21%増加したことが明らかになったという。また、フィッシングメールの数は、第2四半期を通して前月比で増加し、6月には2022年1月以降最も多いフィッシングメール数を記録。
マルウェアの活動については、2022年3月に前月比で201%の大幅な増加を見せた後、4月に減少したという。しかし同5月にマルウェアの活動は著しく増加傾向に転じ前月比31%増、6月にも前月比29%増となっている。
フィッシングメールは4月に前月と比較して23%増加し、5月も前月と比較して12%増、6月では前月比較88%も増加したとのこと。なおEmotetについては、日本に攻撃が集中した前四半期と比べると69%減少したとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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