日立パワーソリューションズとセンシンロボティクスは、風力発電事業者や設備管理業者向けにドローンの自動飛行機能を備えた風力発電設備のタワー点検システムを共同開発した。

今回の共同開発では、日立パワーソリューションズが風力事業で培ってきた保守知見をセンシンロボティクスのロボティクス技術と組み合わせたことで、風力発電設備のタワー点検の品質向上と効率化に対応したシステムを5ヵ月で開発したとのことだ。
同システムにより、風力発電設備のタワー外部の損傷や劣化箇所の点検時間を従来の1/10に短縮できるという。また、点検品質の向上によって設備の安全性向上に期待できるとしている。
両社は、今回開発したタワー点検システムを風力発電設備の新たな点検サービスとして12月1日から提供するとしている。また、2022年4月1日から提供しているブレードトータルサービスに用いられているシステムと組み合わせ、点検機能の拡張と一括管理を可能にするシステム開発を推進するとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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