日立製作所(以下、日立)は、同社が提供するオープン勘定系パッケージ「OpenStage」が伊予銀行の次期基幹系システムとして採用されることを発表した。同システムの稼働は2028年を予定しているとのことだ。
OpenStageは、従来のメインフレームにおける勘定系システムのアーキテクチャーを刷新し、預金、為替、融資といった銀行業務を実現する「記帳決済システム」と、各種業務システムやチャネルサービスなどとの接続を統合する「バンキングハブシステム」の2つのシステムで構成されるオープン勘定系パッケージ。銀行システム環境の変化において、コンポーネント化・パラメータ化によるシンプルなシステム構造とすることで、機能拡張時の対応が可能になるとしている。
また、銀行業務の高度化のみならず、高付加価値サービスの提供や地域活性化につながる新サービスの創出といった多様なIT戦略も支援するという。
日立は今後も、伊予銀行における「新たな価値を創造・提供し続ける企業グループ」の実現に向け、持続成長可能な取り組みに貢献するとしている。
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