OT・IoTエンドポイントの拡張:製造現場からネットワーク全体へ
もう一つ注目すべきなのが工場系OTデバイスやIoT機器への対応能力だ。Ethernet/IPやプログラマブルロジックコントローラー(PLC)などの工場系デバイスについても、AEMはエンドポイントとして管理可能となっている。
クラウドネイティブ環境へのサポート
さらにAEMではクラウドネイティブ環境への対応として、新たにKubernetesなどのコンテナ技術サポート機能が追加された。この点についてQuinn氏は、「クラウド環境ではますます多くの企業がコンテナ技術に移行しています。しかし、その安全性確保や運用効率向上には依然として課題があります」と述べた。
AEMとは単なる技術革新ではなく、新しいIT運用モデルそのものと言える。「最終的には、現在数週間かかるエンドポイントの全体の管理を数分間に短縮すること」だという。AEMの実践的な活用方法は、次の日のキーノートPart3で紹介された。これについては後日レポートする。