天地人は2026年9月25日、衛星データを活用した水道DXソリューション「宇宙水道局」を、大分県内の16の水道事業者が共同で導入したと発表した。
大分県内の水道事業は、給水人口の減少、高度経済成長期に整備された施設の老朽化、技術職員の減少といった課題に直面。県内18市町村の多くは中小規模の事業者であり、各団体が単独で維持管理や管路更新の負担を担い続けることは容易ではないという。
そこで、同県は2023年3月、市町村の枠を超えた広域連携を推進する指針として「大分県水道広域化推進プラン」を策定。同プランでは県内を5つのブロックに分け、人材育成や資材の共同購入、業務の共同発注など、取り組みやすいものから連携を進める方針を示している。今回の導入は同方針に沿ったものだ。事業者ごとに調査を個別発注せず、広域で一体的に実施することで、コストと事務負担の抑制につなげるとしている。
導入されたサービス「宇宙水道局」は、2つの指標を組み合わせて管路を評価し、複数の「更新優先シナリオ」を作成するものである。一つは、管路診断結果に基づく「健全度」(漏水リスク診断結果)。もう一つは「重要度」で、一般住宅から重要給水施設(病院、学校、避難所など)まで、施設や暮らしへの影響を考慮して評価するという。地域特性を考慮したシナリオを用いることで、各管路の更新優先順位を合理的かつ透明性をもって決定できるよう支援するとのことだ。
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