前回は、情報セキュリティで守るべきもの「資産」にはどのようなものがあり、どのような性質を持っているのかについて説明しました。そこで説明した通り、組織が守るべきものである資産にどのような損害や影響が起こりうるのかを想定するためには、その損害や影響を及ぼす情報セキュリティインシデントを引き起こす要因や要素である「情報セキュリティリスク」を知らなければなりません。今回は、情報セキュリティにおける「リスク」を明らかにするための要素、「脅威」と「脆弱性」について解説いたします。
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株式会社ラック 長谷川 長一(カブシキガイシャラック ハセガワ チョウイチ)
株式会社ラック セキュリティアカデミー プロフェッショナルフェローソフトバンク、日本ユニシスを経て、現職。情報セキュリティコンサルティング、情報セキュリティ監査業務を経て、現在は主にセキュリティ教育業務を担当。政府機関やIT資格団体等の委員も務めている。主な所有資格は、CISSP。主な著書(共著)は、「情報セキュリティプ...
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