KnowBe4は2026年5月22日、2つの新プランに刷新したセキュリティ意識向上トレーニング(SAT)製品およびカスタムコンテンツ作成のための新たなAIディフェンスエージェントの提供開始を発表した。セキュリティ意識向上トレーニングは、基本プラン「SAT Foundation」と上位プラン「SAT Advanced」の2種類で構成されるとしている。
SAT Foundationは、組織が強固なセキュリティの基礎を確立することを支援するもので、厳選されたコンテンツライブラリと特定のAI機能を活用し、コアとなるリスク管理に焦点を当てているという。SAT Advancedは、同社のセキュリティ意識向上トレーニングの全ライブラリを網羅した上位プランだ。加えて、それらはAI機能「AI Defense Agents(AIDA)」スイートとも融合。プログラム運用を完全自動化する「Orchestration Agent」や、オーダーメイドのディープフェイク動画を作成できる「Deepfake Training Content Agent」などを提供するとのことだ。
また、AIDAに新機能「Content Creation Agent」が加わる。この機能は、生成AIと自然言語プロンプトを活用して、自社の社内規定や各種資料をオリジナルの研修コンテンツへと変化させるという。好みのスタイルやトーン、研修時間を指定できるほか、シンプルな指示を出すだけでゼロから新しいトレーニングを構築することも可能。作成されるのは、学習モジュールや理解度テストまで網羅されたテキストベースのトレーニングパッケージだとしている。30言語に対応しており、社内のトレーニングキャンペーンとして直接KnowBe4から配信することも、外部の学習管理システム(LMS)へエクスポートして活用することも可能だという。
同社が提供する「SmartRisk Engine」は、従業員のフィッシング詐欺への引っかかりやすさ(Phish-prone Percentage)やディープフェイクの識別精度、AIとのインタラクション状況など、316の指標を分析し、リスクスコアを導きだすとのことだ。このリスクスコアとAIDAの融合により、組織のセキュリティレベルを常に向上させつづける「継続的な改善サイクル」が実現するとしている。
KnowBe4 SATの主な特徴は以下のとおり。
- パーソナライズ(Personalize):AIが各ユーザーの行動をプロファイリングし、一人ひとりの理解度やリスクに適応したオーダーメイドのトレーニングを提供
- 関連性(Relevant):画一的なコンテンツを排除し、業務や役職に合った関連性の高い学習を優先することで、最新の脅威に対応する実践的なセキュリティトレーニングを提供
- レスポンシブ(Responsive):ユーザーの反応からAIが学習し、個人のリスク評価、最適なトレーニングの配信、新たな脅威に基づいたコンテンツの調整までを自動化。トレーニングプログラムを常に最新の状態に進化させる
なお、SAT AdvancedおよびSAT Foundationは、現在世界中で利用可能。Content Creation Agentは、KSAT Diamond + AIDAおよびSAT Advancedサブスクリプションを利用中の顧客に提供されるとのことだ。
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