Workdayは、経営管理・予算管理ソリューション「Workday Adaptive Planning」の新たなAI機能「Adaptive Decision Intelligence」を発表した。
同機能により、財務部門および事業部門の担当者は、単一のプラットフォーム上で自然言語で質問し、数分でシナリオをモデル化し、統合・管理された計画環境に意思決定を直接反映できるようになるとのことだ。
これにより、スプレッドシートでの作業や煩雑なデータ加工、あるいは FP&A担当者によるモデル再構築を待つ必要がなくなるという。
同機能は、Adaptive Planningに蓄積されたデータと、企業全体の業務データを組み合わせて活用することで、これまで複数のシステムを横断しながら数日かけて行っていた分析や検証を迅速に実行できるようにするもの。活用例は以下のとおり。
- 業績に関する課題の全体像を把握するために、CRMのパイプライン、顧客収益、プロジェクトコストなどの業務データと、計画および実績データを統合できる。ある地域が目標を達成できなかった場合、財務責任者は、その地域の営業パイプラインや人員データと、Adaptive Planningの実績値および計画値を組み合わせることで、問題の要因が営業カバレッジ、成約率、生産性のどこにあるのかを把握できる
- 自然言語で直接質問し、要因と結果の関係性をわかりやすく把握できる。「EMEA地域の第3四半期売上高が計画を下回ったのはなぜか」と質問すると、営業のカバレッジ、受注率、案件規模、新人営業担当者の立ち上がり状況が、その差異にどのように影響したかを示す分析結果が表示される。また、製品ライン別の詳細情報を確認することも可能
- 課題解決に向けた施策の提案やシナリオ比較、モンテカルロ・シミュレーションによる将来予測の実施が可能。営業人員の増員や、業績の低い地域から高い地域への営業担当者の再配置、受注率の向上といった施策について、第4四半期の売上高や利益率に与える影響を単一の画面で比較・分析できる
- 最適なシナリオを選択し、今後の計画として保存できる。Adaptive Planningの将来予測やレポートに、その意思決定内容を反映できる。経営層がシナリオを承認すると、Adaptive Decision Intelligenceは、前提条件やデータソース、承認フローを保持したまま、そのシナリオを統合・管理された計画へ反映する
ユーザーは、Adaptive Planningのデータに加え、CRM、人事システム、データウェアハウスなど企業全体のシステムに存在するデータを組み合わせながら、様々な問いを投げかけアイデアを検証し、各種ドライバーの調整をリアルタイムの計画環境内で実施できるという。これにより、計画を崩すことなく、スプレッドシートに業務が分散することによる非効率を回避できるとのことだ。また、既存のセキュリティおよびアクセス管理ルールをそのまま適用するとともに、各シナリオで使用されたデータや前提条件の記録を保持するとしている。
提供開始時期については、既に一部の顧客向けには先行して提供を開始しており、2026年後半に向けて、提供対象を順次拡大していく予定だという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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