Shoeisha Technology Media

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

テーマ別に探す

MicrosoftのHadoopサポート宣言でビッグデータ市場がますますビッグに!?

edited by DB Online   2011/10/19 00:00

こんにちは。10月も半ばを過ぎ、すでに早めの忘年会の案内もちらほらと聞こえ始めた今日このごろですが、残り3カ月弱、まだいろいろなビッグニュースが飛び込んできそうな気もします。データーベース周辺では先週、SAP HANAの新機能発表に始まり、ビッグデータ関連の話題がことのほか多く聞かれた1週間でした。単なるバズワードを超え、クラウドに次ぐITの一大潮流となりつつあるのは間違いないようです。

IBMがHPC企業を買収

 IBMは10月14日、カナダ・トロントに本拠を置くPlatform Computingの買収を発表しました。Platform ComputingはHPC(High Performance Computing)に特化した企業として、金融/保険、科学技術、エネルギーなどに多くの顧客をもつ優良企業です。代表的なクライアントにはCERNやCitigroupの名前が挙がります。

 これらの企業に共通するニーズは分散したコンピューティング環境で超膨大なデータを安全かつ高速に平列処理すること。HPCはこの分野でのリーディングカンパニーであり、とくに最近はHadoop/非HadoopをミックスしたワークロードをサポートするMapReduceプロダクトを提供するなど、ビッグデータ関連の技術力の高さからも注目されていました。

 Hadoop技術力の高いプライベートカンパニーの買収合戦をIT Giantsが繰り広げる構図は、もうしばらく続きそうな感じです。

MicrosoftがHadoopサポートを表明、Dryadとの棲み分けは?

 以前からDenaliでのHadoop対応を表明していたMicrosoftですが、10月12日、米シアトルで開催された「PaSS Summit 2012」において、Hadoopの開発企業であるHortonworksと提携してWindows Server 2012およびWindows AzureにHadoopを統合していくことを明らかにしました。コードベースでのApache Hadoopとの完全互換を目指すそうです。

 最初のテクノロジプレビュー(CTP)版として今年中にAzure対応版が、そして2012年にはSQL Server対応版がリリースされる予定となっています。この発表と同時にMicrosoftは、Hadoop用SQL Severコネクタのダウンロードを開始しています。

 ここで気になるのは、MicrosoftはもともとHadoop対抗技術として「Dryad(ドライアド)」という技術をMicrosoft Researchで研究/開発を続けてきていたことです。今後、HadoopとDryadをどう棲み分けていくのか、注目したいところです。

楽天テクノロジーカンファレンスが11月に開催! 今年のテーマは"Embrace BIG Change!"

 毎年恒例の技術カンファレンス「楽天テクノロジーカンファレンス 2011」が東京・品川シーサイドの楽天タワーにて11月19日(土)に開催されます。今年のテーマは"Embrace BIG Change!"、大きな時代の変化を受け入れ、ともに歩んでいこうとする姿勢を掲げています。参加はもちろん無料です。

 今年は「グローバライゼーション」「アジャイル」「ビッグデータ」をテーマにしたセッションが開催されるとのこと。1日じっくり、時代の大きなうねりを体感できる良い機会になりそうです。主催者側ブログ(Tumblr)はこちら

 



著者プロフィール

  • 五味明子(ゴミ アキコ)

    IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。 Twitter(@g3akk)やFacebook(...

バックナンバー

連載:DB Online Weekly

もっと読む

All contents copyright © 2007-2019 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5