「Acronis Data Cloud」は、簡単・効率的にデータ保護サービスを提供するプラットフォームで、試用版の提供や容易なインストール、マルチテナント/マルチティア対応のサービス管理コンソール、Professional Services Automation(PSA)システムやRemote Monitoring and Management(RMM)ツールとのネイティブ統合により、効率的でコストメリットのあるデータ保護ソリューションをサービスプロバイダー向けに提供しているという。
新機能および改善点
・Microsoft Office 365全体を保護
従来のMicrosoft Exchange Onlineに加え、Microsoft OneDrive for Business、Microsoft Share Point Onlineのバックアップができるようになった。エージェント不要で、MicrosoftのデータセンターからAcronisのデータセンターへ直接バックアップが行われ、サービスプロバイダーはデータセンターの国と場所を選ぶことができる。ユーザーは、バックアップを検索し、個々のファイルやメッセージを見つけて復元することもできる。
・ディザスタリカバリの簡素化
複雑なディザスタリカバリ計画をランブックによって簡素化・自動化。
・ランサムウェア防御の強化
ランサムウェアの攻撃を検知・遮断するAcronis Active Protectionは、不正なアクティビティを監視し、疑わしい振る舞いを遮断し、影響のあるファイルを自動的に復旧する。ML(機械学習)テクノロジーにより、検知機能が強化された新バージョンでは、ネットワーク共有上のデータをローカルドライブと同様に自動復旧する。また、リムーバブルデバイスのスキャン機能を新たに搭載した。
・Acronis Notary Cloud
さまざまな規模の企業向けブロックチェーンベースのノータリゼーション(公証)、電子署名、データ検証(ベリファイ)をプロバイダーがサービスとして提供できるようになった。Acronis Notary Cloudは、ファイルのユニークなデジタルフィンガープリントを生成し、それをパブリックのブロックチェーン台帳に保管。ファイルの真正性(オリジナルで改ざんされていないこと)と存在を日付とともに証明する。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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