「FFRI yarai」は、高度化するサイバー攻撃への最新対策とセキュリティ運用最適化のため機能向上を継続して行ってきたが、管理システムの更新作業が最新のセキュリティ対策への移行を遅らせる原因になるケースがあった。
2018年2月にリリースしたFFRI yarai version3では、容易かつ迅速に管理コンソールの導入・構築が行えるようにしているが、今回のクラウド化により、さらに評価フェーズから利用開始の時間を短縮するだけでなく、運用フェーズに発生する更新作業の一部を削減可能になるという。
FFRI yaraiは、日々のパッチ更新が困難なオフライン環境にも数多くの実績があるシグネチャ不要なエンドポイントセキュリティ製品。オンプレミスに設置する管理コンソール(FFRI AMC)は継続して開発を進めることはもちろん、「FFRI yarai Cloud」はFFRI yaraiの提供形態の1つとして、オンライン環境のみで利用する企業向けに、販売パートナー経由で販売する。
また、パートナー企業のエキスパートサービスと共にセキュリティ運用を考える企業は、月額版販売パートナーが提供するyaraiサービスがあり、こちらも引き続き提供を促進しているという。
管理コンソールクラウド化のメリット
管理コンソールサーバーが構築不要
・管理コンソールの構築に必要なハードウェア、ソフトウェアの用意が不要
管理コンソールのメンテナンス不要
・管理コンソールサーバーに必要なソフトウェア(OS、DB、Webサーバー等)のアップデート管理が不要
・FFRIにより常に最新バージョンの管理コンソールをクラウド上で提供
一元管理
・クライアント端末が複数拠点に分散している場合でもインターネット経由で一元管理が可能