ビジネス環境において、AIや機械学習、ディープラーニングなどの手法を駆使したデータ分析の重要度が高まり、深い洞察やビジネスにおける示唆を提供できるデータサイエンティストが多くの企業で求められているという。
しかし、データサイエンス人材の確保やデータ分析チームの新設は、環境整備に膨大な時間的コストと金銭的コストを負担することになる。このような現状から、多くの企業ではデータ分析に着手したくても実現できないという実情があるという。
このような課題を背景に、データミックスでは、同社が展開するデータサイエンティスト育成スクールにおいて受講生が企業の生データを活用したデータ分析PoCサービス「OpenPoC」の提供するにいたったという。
データ分析PoC「OpenPoC」の概要
このサービスは、企業側にとっては、自社が保有するデータを活用し、データサイエンティスト育成スクールの受講生が行うデータ分析を通してビジネス課題を検証するPoCを実施できる。また、スクールの受講生にとっては、企業のビジネス課題と生のデータを通じて、自身のデータ分析力を高めることができるサービスとなっている。
データが企業の課題を解決すると提唱されている中、このサービスを活用することで、企業に眠っているデータを活用し、気軽にデータ分析を行えるということから、多くの企業のデータ資産の活用に役立つとしている。
データ分析は、データミックスが運営する「データサイエンティスト育成コース」の受講生が行い、卒業発表の課題として分析結果を発表し、データ提供元の企業が評価を行う。そのプロセスを通して、実際に分析を行った受講生のスキルや分析力が可視化されることで、企業側と受講生とのマッチングにも活用されることも期待されるという。
データミックスでは、 今後も企業におけるデータを活用した課題解決がより身近になること、そしてビジネスシーンで活躍できるデータサイエンティストの育成を積極的に取組んでいくとしている。
「データサイエンティスト育成コース」は、未経験であってもデータサイエンティストのエントリー職として仕事に就けるレベルにまで引き上げることを目的としている。広範囲な分野を効率的かつ体系的に身につけられるよう工夫しており、ビジネスパーソンが集中して学べるようなカリキュラムを構成し、6か月でスキルを身につけるという。