HENNGEとサイバートラストは、教育機関向けのサービスで協業を強化することを4月27日に発表した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう休校措置などを受けて、国内の教育機関向けに休校中の安心・安全な遠隔授業を支援する。
両社は、これまでの企業に対するサービス提供の実績を活かして、サイバートラストの端末認証サービス「サイバートラスト デバイスID」とHENNGEのSaaS認証基盤「HENNGE One」のサービスを連携し、教育機関向けに展開していく。
「サイバートラスト デバイスID」は、管理者が指定した端末にのみデバイス証明書を登録し、かつ一度登録されたデバイス証明書の複製や取り出しができない仕組みを実現したデバイス証明書発行管理サービス。
「HENNGE One」は、さまざまなクラウドサービスに対して横断的に、セキュアなアクセスとシングルサインオン機能などを提供するSaaS認証基盤(IDaaS)。
教育機関向けの展開では、「サイバートラスト デバイスID」によって学校が許可した端末へのアクセスのみを可能にすることで、不正な機器の接続を防ぐ。さらに、「HENNGE One」が教育機関の担当者をID/パスワードの管理から解放し、利便性と安全性のバランスのとれたクラウド導入の現実解を提供する。
さらに、今後は「GIGAスクール構想」が提唱する児童・生徒の端末1人1台体制、および教職員への端末配布などにおいても、従来の学習習慣を安心・安全に維持することを、両社で支援していく。