日本ヒューレット・パッカードは11日、次世代データセンターに向けた統合インフラソリューション「HP BladeSystem Matrix」を発表した。VMwareの仮想化ソフト新製品「VMware vSphere 4」や、日本HPの「HP StorageWorks Modular Smart Array 2300」を含む、製品群とサービスサービスを包括したアプライアンス製品。8月下旬より出荷が開始される。
ITインフラソリューションである「HP BladeSystem Matrix」に含まれるのは、HP BladeSystem c7000エンクロージャー、HP バーチャルコネクト、HP Insightソフトウェア、共有SANストレージ(HP StorageWorks EVA4400)といった製品群とHP Factory Expressサービス、インストレーションサービスなど。次世代データセンターの実現に向け、各々システムで実施してきたサイジング、構成検討、機器オーダー、設置、プロビジョニング、インスタレーション・環境構築などの一連のインフラ構築工程を一括管理することで、作業の効率化を図る狙い。
「HP BladeSystem Matrix」の基本的な構成内容は、HP BladeSystem c7000エンクロージャーとインターコネクトのパッケージ 、HP Insight ソフトウェア製品群のパッケージ、HP StorageWorks EVA4400(共有SANストレージ)、HP ProLiant BL460c G6となっており、最小構成価格は、12,658,800円から。
また、同時に発表されたエントリーディスクアレイ「MSA2300」シリーズでは基本スペックを強化。日本語GUIを搭載し、直感的な操作を可能とした。高速4Gbps対応ファイバーチャネル(FC)接続モデル、iSCSI接続対応モデル、3Gbps対応Serial Attached SCSI(SAS)接続モデルなど2機種6モデルを展開。3.5インチディスクドライブ対応の「MSA2312」のSATA接続モデルでは、最大60TBの容量で1,092,000円。6月下旬よりの出荷となっている。