NetIQは17日、ベンダーフリーで各種のITシステム管理ツールを接続し、プロセスの自動化をサポートする「NetIQ Aegis」をリリースしたことを発表した。「NetIQ Aegis」は、従来の自動化ツールにありがちな単一ベンダーの管理ソフトウェアに特化したものではなく、既存の管理ツールやシステムを接続することで、ワークフローの自動化を行う。
そのため、スケジュールされた処理を自動化するだけでなく、システム障害、ウィルス検知、変更検出、メール受信などのイベントをトリガーとしたプロセスも自動化できる。また、チケットシステムを導入し、ワークフローの過程で、インタラクティブな承認フェーズを設定することも可能だ。
企業においては、ITILなどで規定されたプロセスを組み込めば、業務効率だけでなくコンプライアンス準拠のためのソリューションともなりうる。現在のところ、NetIQが連携可能なソフトウェアは、BMC Remedy ARS、EMC Smarts、Microsoft Exchangeなどに加え一般データベース用アダプタも用意しているという。今後は、VMware Virtual Center、HP OVOなどにも対応する予定だ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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